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「スウィングガールズ」
公式HPも併せてご覧下さい
2004年10月11日 動物園前シネフェスタ4
2004年アルタミラピクチャーズ カラー 105分
ビスタサイズ ドルビーSRD
ついに見てきました「スウィング・ガールズ」!とても幸せな1時間45分でした。見ている間は自分も高校生になった気持ちでしたよ。見終わった後の現実にトホホ…。映画って残酷だなぁ〜!
この作品は「ウォーター・ボーイズ」などで知られる矢口史靖(しのぶ)監督が、兵庫県高砂市にある高校の部員数が減ったブラスバンド部がジャズバンド部として再生した実話を元に、全国各地の高校のジャズバンド部を取材。それをオリジナルストーリーとして映画化したものです。
とある夏。舞台は山形県の山河高校。鈴木友子(上野樹里)は数学の補習を受けているが窓の外には野球部の応援のためバスに乗り込むブラスバンド部の一行が。バスはいつでも出発できる状態だが部員たちの弁当が届かない。
世話役の中村拓雄(平岡祐太)はやむを得ずバスを発車させるがその後、弁当屋の出前の車が到着。弁当屋は次の出前があるので球場には行けないと言う。補習を抜けたい友子たちは、数学教師の小澤(竹中直人)を説得。球場へ弁当を届けに向かうが、「1個ぐらい食べてもバレないよ」と弁当を食べ、電車を乗り越し、迷いに迷った挙句にようやく球場に到着。ブラスバンド部の部員と顧問の伊丹(白石美帆)は早速弁当を食べるが、お腹を壊しトイレへ。友子たちが食べてしまったために弁当にありつけなかった拓雄だけが部員で難を逃れた。
食中毒事件のためブラスバンド部は壊滅状態。拓雄は友子たちのせいでブラスバンド部員が食中毒になったことを突いてバンドに引き入れるがブラスバンドを演奏するには人数は25人以上必要。しかしひょんなきっかけからビッグバンド・ジャズなら17人で演奏可能ということでジャズバンドを結成。友子たちはイヤイヤながらも練習を始めるが…。
私、この作品をを見て、映画ならではの演出に溢れている作品だなぁと感じました。中途半端にしか物事をやってこなかった主人公が、ジャズに打ち込むことにより成長していくストーリーといい、現実にはありえないシチュエーションなんだけど感動的な場面があったり(ツッコミ入れられるんだけど、ツッこんだら他の客から顰蹙を買うような場面)、さりげなく何かを見せることによって全てを説明したり、それから「インディ・ジョーンズ」じゃありませんが、一難去ってまた一難とそれを回避していく展開があったり。
一例を挙げますと、この映画では、物語の始まりは夏ですが、練習場面、苦悩、挫折を描き、人前で演奏して初めて喝采を浴びる場面では空から粉雪が降ってくるんですね。一生懸命頑張り続け、気がつけば冬に…。矢口監督、粋な演出をしてくれます。時間の経過の見せ方がうまい監督さんだと思いました。
そして主演の高校生を演じている役者さんたち、ホントに上手かったですよ。無名であるというのが却って功を奏したのか、何の先入観もなく見られました。各々のキャラがリアルに伝わってきましたね。彼女たちの今後に期待したいです。
しかしこの映画の要は何と言ってもビッグバンド・ジャズです。使われている曲は、
♪シング・シング・シング ♪A列車で行こう ♪故郷の空
♪ムーンライト・セレナーデ ♪メイク・ハー・マイン ♪イン・ザ・ムード
♪メキシカン・フライヤー
そして挿入歌として
♪この素晴らしき世界(サッチモ) ♪L−O−V−E(ナット・キング・コール)
どれも印象的な曲ばかり。ジャズを知らない人も映画を見るのだから、これら耳馴染みのある曲を選曲したのは大正解です。しかしサントラに♪L−O−V−Eが入っていないのは残念。
この映画を見て痛烈に感じたこと。それは「好きなことを始めるには、若い方がいい」ということです。自分の人生を振り返ると、今まで守りの人生を歩んできたから物事を中途半端にしかやってこなかったと思えてならない時があります。そういう意味ではこの作品は、熱くなれるものを見つけたい人へのエールなのかと、そう思えます。
公開後1ヶ月になりますが、劇場は今も満員状態です。未見の方は昼メシ代を浮かせてでも見てほしい、そんな作品です。ジャズを知らなくても充分見られますよ!見た後でジャズに興味を持った場合は、左上にあります副読本で充分フォローできます。
ちなみにこの映画、私の今年度暫定No.1作品です!
2004年10月11日 動物園前シネフェスタ4
2004年アルタミラピクチャーズ カラー 105分
ビスタサイズ ドルビーSRD
ついに見てきました「スウィング・ガールズ」!とても幸せな1時間45分でした。見ている間は自分も高校生になった気持ちでしたよ。見終わった後の現実にトホホ…。映画って残酷だなぁ〜!
この作品は「ウォーター・ボーイズ」などで知られる矢口史靖(しのぶ)監督が、兵庫県高砂市にある高校の部員数が減ったブラスバンド部がジャズバンド部として再生した実話を元に、全国各地の高校のジャズバンド部を取材。それをオリジナルストーリーとして映画化したものです。
とある夏。舞台は山形県の山河高校。鈴木友子(上野樹里)は数学の補習を受けているが窓の外には野球部の応援のためバスに乗り込むブラスバンド部の一行が。バスはいつでも出発できる状態だが部員たちの弁当が届かない。
世話役の中村拓雄(平岡祐太)はやむを得ずバスを発車させるがその後、弁当屋の出前の車が到着。弁当屋は次の出前があるので球場には行けないと言う。補習を抜けたい友子たちは、数学教師の小澤(竹中直人)を説得。球場へ弁当を届けに向かうが、「1個ぐらい食べてもバレないよ」と弁当を食べ、電車を乗り越し、迷いに迷った挙句にようやく球場に到着。ブラスバンド部の部員と顧問の伊丹(白石美帆)は早速弁当を食べるが、お腹を壊しトイレへ。友子たちが食べてしまったために弁当にありつけなかった拓雄だけが部員で難を逃れた。
食中毒事件のためブラスバンド部は壊滅状態。拓雄は友子たちのせいでブラスバンド部員が食中毒になったことを突いてバンドに引き入れるがブラスバンドを演奏するには人数は25人以上必要。しかしひょんなきっかけからビッグバンド・ジャズなら17人で演奏可能ということでジャズバンドを結成。友子たちはイヤイヤながらも練習を始めるが…。
私、この作品をを見て、映画ならではの演出に溢れている作品だなぁと感じました。中途半端にしか物事をやってこなかった主人公が、ジャズに打ち込むことにより成長していくストーリーといい、現実にはありえないシチュエーションなんだけど感動的な場面があったり(ツッコミ入れられるんだけど、ツッこんだら他の客から顰蹙を買うような場面)、さりげなく何かを見せることによって全てを説明したり、それから「インディ・ジョーンズ」じゃありませんが、一難去ってまた一難とそれを回避していく展開があったり。
一例を挙げますと、この映画では、物語の始まりは夏ですが、練習場面、苦悩、挫折を描き、人前で演奏して初めて喝采を浴びる場面では空から粉雪が降ってくるんですね。一生懸命頑張り続け、気がつけば冬に…。矢口監督、粋な演出をしてくれます。時間の経過の見せ方がうまい監督さんだと思いました。
そして主演の高校生を演じている役者さんたち、ホントに上手かったですよ。無名であるというのが却って功を奏したのか、何の先入観もなく見られました。各々のキャラがリアルに伝わってきましたね。彼女たちの今後に期待したいです。
しかしこの映画の要は何と言ってもビッグバンド・ジャズです。使われている曲は、
♪シング・シング・シング ♪A列車で行こう ♪故郷の空
♪ムーンライト・セレナーデ ♪メイク・ハー・マイン ♪イン・ザ・ムード
♪メキシカン・フライヤー
そして挿入歌として
♪この素晴らしき世界(サッチモ) ♪L−O−V−E(ナット・キング・コール)
どれも印象的な曲ばかり。ジャズを知らない人も映画を見るのだから、これら耳馴染みのある曲を選曲したのは大正解です。しかしサントラに♪L−O−V−Eが入っていないのは残念。
この映画を見て痛烈に感じたこと。それは「好きなことを始めるには、若い方がいい」ということです。自分の人生を振り返ると、今まで守りの人生を歩んできたから物事を中途半端にしかやってこなかったと思えてならない時があります。そういう意味ではこの作品は、熱くなれるものを見つけたい人へのエールなのかと、そう思えます。
公開後1ヶ月になりますが、劇場は今も満員状態です。未見の方は昼メシ代を浮かせてでも見てほしい、そんな作品です。ジャズを知らなくても充分見られますよ!見た後でジャズに興味を持った場合は、左上にあります副読本で充分フォローできます。
ちなみにこの映画、私の今年度暫定No.1作品です!
「サイコ (1960年)」 追悼 ジャネット・リー
Yahoo!ニュースより
ヒッチコックの傑作スリラー「サイコ」のシャワールームでの殺人シーンで有名な、米女優ジャネット・リーさんが3日、加州ビバリーヒルズの自宅で亡くなられました。77歳。「ハロウィン」「ワンダとダイヤと優しい奴ら」「トゥルーライズ」などで有名な女優、ジェイミー・リー・カーティスは、ジャネットさんの愛娘です。今の映画ファンには、ジェイミーのお母さんと言ったほうがわかりやすいかも。
僕は彼女の作品は「サイコ」しか見たことがありませんが、大金を横領した後、瞬き一つせずに車を運転するシーンが、シャワールームの場面と並んで印象に残っています。
ところでヒッチコック監督の「サイコ」という作品は、今ではサスペンスやホラーのジャンルとして確立しているサイコ・スリラーの走りで、1950年代に実際に起きた「エド・ゲイン事件」という猟奇殺人事件をもとに作家のロバート・ブロックが書いた小説を映画化したものです。ちなみにトビー・フーパー監督の「悪魔のいけにえ」やそのリメイクである「テキサス・チェーンソー」も同じ事件をモデルに映画化されたものです。エド・ゲイン事件も後に「エド・ゲイン」として映画化されました。
僕はこの作品を高校生のときにTVの深夜放送で初めて見たのですが、ラストの大どんでん返しが衝撃的で、それからヒッチコック監督作品のファンになりました。映画の公開当時もアメリカでは、監督の希望でラスト30分の入場を禁止したそうです。今でも未見の人にラストを語るのがタブーになっている作品です。
物語は、男と幸せになりたい女が会社の金を横領。ハイウェイを走り、青年が経営するモーテルにたどり着く。モーテルの離れの洋館には青年の母親が住んでいて、青年との口論が絶えない。女はシャワーを浴びて束の間の安らぎを得るはずが…というものです。これ以上は話せません。説明が面倒くさいのではありません。これからご覧になる方への私の”親切”なのです(笑)。
ジャネット・リーさんへの追悼の意を込めて、彼女の最高傑作「サイコ」を紹介しました。
サスペンスやスリラーが好きで、この作品を見たことがない方はゼヒご覧ください。なおリメイク版「サイコ(1998年作品)」はオススメできませんよ。
ヒッチコックの傑作スリラー「サイコ」のシャワールームでの殺人シーンで有名な、米女優ジャネット・リーさんが3日、加州ビバリーヒルズの自宅で亡くなられました。77歳。「ハロウィン」「ワンダとダイヤと優しい奴ら」「トゥルーライズ」などで有名な女優、ジェイミー・リー・カーティスは、ジャネットさんの愛娘です。今の映画ファンには、ジェイミーのお母さんと言ったほうがわかりやすいかも。
僕は彼女の作品は「サイコ」しか見たことがありませんが、大金を横領した後、瞬き一つせずに車を運転するシーンが、シャワールームの場面と並んで印象に残っています。
ところでヒッチコック監督の「サイコ」という作品は、今ではサスペンスやホラーのジャンルとして確立しているサイコ・スリラーの走りで、1950年代に実際に起きた「エド・ゲイン事件」という猟奇殺人事件をもとに作家のロバート・ブロックが書いた小説を映画化したものです。ちなみにトビー・フーパー監督の「悪魔のいけにえ」やそのリメイクである「テキサス・チェーンソー」も同じ事件をモデルに映画化されたものです。エド・ゲイン事件も後に「エド・ゲイン」として映画化されました。
僕はこの作品を高校生のときにTVの深夜放送で初めて見たのですが、ラストの大どんでん返しが衝撃的で、それからヒッチコック監督作品のファンになりました。映画の公開当時もアメリカでは、監督の希望でラスト30分の入場を禁止したそうです。今でも未見の人にラストを語るのがタブーになっている作品です。
物語は、男と幸せになりたい女が会社の金を横領。ハイウェイを走り、青年が経営するモーテルにたどり着く。モーテルの離れの洋館には青年の母親が住んでいて、青年との口論が絶えない。女はシャワーを浴びて束の間の安らぎを得るはずが…というものです。これ以上は話せません。説明が面倒くさいのではありません。これからご覧になる方への私の”親切”なのです(笑)。
ジャネット・リーさんへの追悼の意を込めて、彼女の最高傑作「サイコ」を紹介しました。
サスペンスやスリラーが好きで、この作品を見たことがない方はゼヒご覧ください。なおリメイク版「サイコ(1998年作品)」はオススメできませんよ。
「サンダーバード」
公式HPも併せてご覧下さい
2004年8月27日 アポロシネマ8
2004年アメリカ=イギリス カラー 95分
シネマスコープ ドルビーSRD
久々の作品レビューです。今日紹介するのは「サンダーバード」勝手にLee生誕38周年記念作品にしました。この作品、字幕スーパー版は夜しか上映されていない劇場がほとんどなので、会社帰りに見てきました。
今回の実写版「サンダーバード」は、みなさんおなじみのTVシリーズの前日談にあたるもので、末っ子のアランはまだ学生。パパももちろん若い。しかしメカデザインは一新されています。
ストーリーは、悪党フッドがトレイシー・アイランドの場所を突き止め、衛星軌道上にあるサンダーバード5号をミサイルで攻撃。アランを除く(未成年のためメンバーに入れてもらっていない)トレイシー一家が5号救出に向かうが、その隙を突いてフッド一味がトレイシーアイランドを乗っ取り。残されたメカを利用して銀行を襲撃して国際救助隊の信用を落とそうと画策するが、島にはアラン、ミンミン、ブレインズの息子ファーマットが残っており、そしてペネロープとパーカーも島を目指して飛んでいた…というものです。
オープニングのアニメは60年代の映画っぽくて気に入りました。何だか「ピンクパンサー」シリーズや、最近では「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」に似た雰囲気です。テーマ曲はイントロ部分しか使われていないので少し物足りませんでしたが、想像していたよりも楽しめましたよ。
しかしストーリーを冷静に考えるとオバカな話だなぁと思いました(笑)。科学の粋を集めたトレーシー・アイランドがあんなに簡単に乗っ取られるか?5号が爆破されたからってみんな出ていって地球をカラにして、危機管理が足りん!とか、フッドもあんなたいそうな乗っ取りをしておいて、目的は銀行強盗かよぉ…セコイなぁとか。ツッコミどころも満載でした。しかし昔の「サンダーバード」自体、そういう話でしたもんね。あーあ、夢のないオッサンになったなぁ。
今回見ていて思ったのは、少年少女3人組が活躍するってところが「ハリー・ポッター」をものすごく意識してるなぁと。そのためか、トレイシー兄弟の残り4人の印象がかなり薄かったですね。しかしそんな中でもペネロープとパーカーのコンビは良かったです。ペネロープのアクションは人形版では決して見られないし、ペネロープの大胆な行動に赤面するパーカーがお茶目だったりします。
今回の監督は「スター・トレック」のライカー副長ことジョナサン・フレイクスでしたが、TVの設定になるべく忠実に作ってくれているのに好感を持ちました。アランとミンミンの微妙な関係とか、フッドが超能力を使うときに目が赤くなるところなど。「スター・トレック」でファン心理の掴み方がわかっているからでしょうね。
余談ですが、翌28日にNHK教育TVで映画版「サンダーバード6号」のオリジナル日本語キャスト吹替版が放送されていました。劇場公開時の日本語吹替音源が紛失し、レーザーディスク発売時の新吹替版が不評だったため、DVD発売とNHKでのTV放送を機にオリジナルキャストを集めて新たに作成されたもので、黒柳徹子のペネロープが21世紀によみがえっています!しかしなぁ…。
2004年8月27日 アポロシネマ8
2004年アメリカ=イギリス カラー 95分
シネマスコープ ドルビーSRD
久々の作品レビューです。今日紹介するのは「サンダーバード」勝手にLee生誕38周年記念作品にしました。この作品、字幕スーパー版は夜しか上映されていない劇場がほとんどなので、会社帰りに見てきました。
今回の実写版「サンダーバード」は、みなさんおなじみのTVシリーズの前日談にあたるもので、末っ子のアランはまだ学生。パパももちろん若い。しかしメカデザインは一新されています。
ストーリーは、悪党フッドがトレイシー・アイランドの場所を突き止め、衛星軌道上にあるサンダーバード5号をミサイルで攻撃。アランを除く(未成年のためメンバーに入れてもらっていない)トレイシー一家が5号救出に向かうが、その隙を突いてフッド一味がトレイシーアイランドを乗っ取り。残されたメカを利用して銀行を襲撃して国際救助隊の信用を落とそうと画策するが、島にはアラン、ミンミン、ブレインズの息子ファーマットが残っており、そしてペネロープとパーカーも島を目指して飛んでいた…というものです。
オープニングのアニメは60年代の映画っぽくて気に入りました。何だか「ピンクパンサー」シリーズや、最近では「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」に似た雰囲気です。テーマ曲はイントロ部分しか使われていないので少し物足りませんでしたが、想像していたよりも楽しめましたよ。
しかしストーリーを冷静に考えるとオバカな話だなぁと思いました(笑)。科学の粋を集めたトレーシー・アイランドがあんなに簡単に乗っ取られるか?5号が爆破されたからってみんな出ていって地球をカラにして、危機管理が足りん!とか、フッドもあんなたいそうな乗っ取りをしておいて、目的は銀行強盗かよぉ…セコイなぁとか。ツッコミどころも満載でした。しかし昔の「サンダーバード」自体、そういう話でしたもんね。あーあ、夢のないオッサンになったなぁ。
今回見ていて思ったのは、少年少女3人組が活躍するってところが「ハリー・ポッター」をものすごく意識してるなぁと。そのためか、トレイシー兄弟の残り4人の印象がかなり薄かったですね。しかしそんな中でもペネロープとパーカーのコンビは良かったです。ペネロープのアクションは人形版では決して見られないし、ペネロープの大胆な行動に赤面するパーカーがお茶目だったりします。
今回の監督は「スター・トレック」のライカー副長ことジョナサン・フレイクスでしたが、TVの設定になるべく忠実に作ってくれているのに好感を持ちました。アランとミンミンの微妙な関係とか、フッドが超能力を使うときに目が赤くなるところなど。「スター・トレック」でファン心理の掴み方がわかっているからでしょうね。
余談ですが、翌28日にNHK教育TVで映画版「サンダーバード6号」のオリジナル日本語キャスト吹替版が放送されていました。劇場公開時の日本語吹替音源が紛失し、レーザーディスク発売時の新吹替版が不評だったため、DVD発売とNHKでのTV放送を機にオリジナルキャストを集めて新たに作成されたもので、黒柳徹子のペネロープが21世紀によみがえっています!しかしなぁ…。
「SILMIDO −シルミド−」
公式HPも併せてご覧下さい
2004年6月12日 アポロシネマ8
2003年韓国 カラー 135分
シネマスコープ ドルビーSRD
はじめに、今回から★を書くのを止めます。今までの作品レビューを振り返ると、ほとんどホメているかケナしているかのどちらかですから点数をつける必要がないのかと。フツーの点数の作品は書いても面白くないし。
ということで、今回はお待たせしました!harumamaさんもオススメの「シルミド」のレビューです。
事実を元にした映画なので結果はわかっているのですが、それに至るまでのドラマは映画10本分のボリュームを感じさせてくれました。
1968年、北朝鮮の特殊部隊がソウルに侵入するが当時のパク大統領の暗殺に失敗。それを受けてKCIAが元死刑囚などの社会からはみ出した者を集めキム・イルソン暗殺部隊、通称684部隊を結成。初めは反目しあうも、訓練を通じて絆を深めていく訓練生。上官との信頼関係も築き上げていき、いよいよ作戦実行かというときの突然の作戦中止。南北の友好ムードを壊さないためという理由のため、暗殺計画の発覚を恐れた政府は684部隊を抹殺しようと…。
前半は体育会系のノリで気楽に見られます。殴りこみはあるわケンカはあるわ、東映が配給するのがわかってたのかと思うぐらい、東映ブランドな場面があります。それからランニングのとき常に前を走っているホ・ジュノ扮する鬼教官ははメチャカッコいい!「ここは訓練の場じゃない、実戦の場だ」と同僚にいうのもGood!訓練兵を育てるところから自分たちの戦いはもう始まっているというわけですね。訓練場面の音楽はハンス・ジマー(「グラディエーター」や「パール・ハーバー」、「ラスト・サムライ」の音楽担当)のパクリみたいで、否が応でもテンションを高めてくれます。また、訓練を通じて皆が成長し、一つの目標に向かって絆を深める姿には熱いものを感じます。
打って変わって後半は、究極の選択を迫られた人間の苦悩が痛いほど伝わってきます。国の都合のために、築き上げたものが壊れていく悲しさ。築き上げるまでは時間が掛かるが壊れるのはあっという間。「JSA」もそうだったなぁ。
人、そして国家の本質というものを深く考えさせてくれる作品です。このような事実がつい数年前まで歴史の闇に葬られていたのには驚きを隠せません。今はこの映画をきっかけに、684部隊の兵士たちの名誉が回復するのを祈るばかりです。
2004年6月12日 アポロシネマ8
2003年韓国 カラー 135分
シネマスコープ ドルビーSRD
はじめに、今回から★を書くのを止めます。今までの作品レビューを振り返ると、ほとんどホメているかケナしているかのどちらかですから点数をつける必要がないのかと。フツーの点数の作品は書いても面白くないし。
ということで、今回はお待たせしました!harumamaさんもオススメの「シルミド」のレビューです。
事実を元にした映画なので結果はわかっているのですが、それに至るまでのドラマは映画10本分のボリュームを感じさせてくれました。
1968年、北朝鮮の特殊部隊がソウルに侵入するが当時のパク大統領の暗殺に失敗。それを受けてKCIAが元死刑囚などの社会からはみ出した者を集めキム・イルソン暗殺部隊、通称684部隊を結成。初めは反目しあうも、訓練を通じて絆を深めていく訓練生。上官との信頼関係も築き上げていき、いよいよ作戦実行かというときの突然の作戦中止。南北の友好ムードを壊さないためという理由のため、暗殺計画の発覚を恐れた政府は684部隊を抹殺しようと…。
前半は体育会系のノリで気楽に見られます。殴りこみはあるわケンカはあるわ、東映が配給するのがわかってたのかと思うぐらい、東映ブランドな場面があります。それからランニングのとき常に前を走っているホ・ジュノ扮する鬼教官ははメチャカッコいい!「ここは訓練の場じゃない、実戦の場だ」と同僚にいうのもGood!訓練兵を育てるところから自分たちの戦いはもう始まっているというわけですね。訓練場面の音楽はハンス・ジマー(「グラディエーター」や「パール・ハーバー」、「ラスト・サムライ」の音楽担当)のパクリみたいで、否が応でもテンションを高めてくれます。また、訓練を通じて皆が成長し、一つの目標に向かって絆を深める姿には熱いものを感じます。
打って変わって後半は、究極の選択を迫られた人間の苦悩が痛いほど伝わってきます。国の都合のために、築き上げたものが壊れていく悲しさ。築き上げるまでは時間が掛かるが壊れるのはあっという間。「JSA」もそうだったなぁ。
人、そして国家の本質というものを深く考えさせてくれる作品です。このような事実がつい数年前まで歴史の闇に葬られていたのには驚きを隠せません。今はこの映画をきっかけに、684部隊の兵士たちの名誉が回復するのを祈るばかりです。
「スクール・オブ・ロック」
2004年5月6日 動物園前シネフェスタ4
2003年アメリカ カラー 110分
ビスタサイズ ドルビーSR
★★★★★
GW明けいきなり見てきました。いやぁ、熱くなる映画です。好きなことをするのが楽しく、そしてそれが人生において如何に大切なことなのかを教えてくれる映画です。
破天荒が過ぎて所属するアマチュアバンドをクビにされ、さらに居候している親友ネッドの家からも家賃滞納で追い出されようとしている主人公デューイは、偶然からネッドになりすまし、名門小学校の代用教員となりますが、彼には教えるものがありません。しかしある時生徒たちが音楽室で合奏しているのを目撃したことから、生徒を利用してロック・コンテストに出場することを思い立ち、生徒たちをうまくノセながらロックを教え始めますが…。
「ハイ・フィデリティ」で熱血ロックマニアを演じ、歌声も披露してくれたジャック・ブラックの魅力がここで全開!ダメ男と小学生がロックを通じて一丸となっていく姿には感動します。私はビートルズの曲は知っててもレッド・ツェッペリンの曲は知らない、ロックとは何かを初めからレクチャーされなければわからない人間ですが、それでも楽しめました。ロックをあまり知らない人間でも熱くなれるのは、われわれ観客も小学生たちと一緒に主人公のデューイからモチベーションを高められたからでしょう。われわれもジャック・ブラック先生の教え子なのです。クライマックスは涙が溢れてきます。
未見の方にはぜひ見ていただきたい作品です。もし字幕が読めるお子さんがいらっしゃったら親子で見てほしいものです。アメリカ映画では珍しく、キタナイ言葉が出てきません(笑)。夢や希望を捨てずに前進することがいかに素晴らしいものかを教えてくれる映画です。
2003年アメリカ カラー 110分
ビスタサイズ ドルビーSR
★★★★★
GW明けいきなり見てきました。いやぁ、熱くなる映画です。好きなことをするのが楽しく、そしてそれが人生において如何に大切なことなのかを教えてくれる映画です。
破天荒が過ぎて所属するアマチュアバンドをクビにされ、さらに居候している親友ネッドの家からも家賃滞納で追い出されようとしている主人公デューイは、偶然からネッドになりすまし、名門小学校の代用教員となりますが、彼には教えるものがありません。しかしある時生徒たちが音楽室で合奏しているのを目撃したことから、生徒を利用してロック・コンテストに出場することを思い立ち、生徒たちをうまくノセながらロックを教え始めますが…。
「ハイ・フィデリティ」で熱血ロックマニアを演じ、歌声も披露してくれたジャック・ブラックの魅力がここで全開!ダメ男と小学生がロックを通じて一丸となっていく姿には感動します。私はビートルズの曲は知っててもレッド・ツェッペリンの曲は知らない、ロックとは何かを初めからレクチャーされなければわからない人間ですが、それでも楽しめました。ロックをあまり知らない人間でも熱くなれるのは、われわれ観客も小学生たちと一緒に主人公のデューイからモチベーションを高められたからでしょう。われわれもジャック・ブラック先生の教え子なのです。クライマックスは涙が溢れてきます。
未見の方にはぜひ見ていただきたい作品です。もし字幕が読めるお子さんがいらっしゃったら親子で見てほしいものです。アメリカ映画では珍しく、キタナイ言葉が出てきません(笑)。夢や希望を捨てずに前進することがいかに素晴らしいものかを教えてくれる映画です。

